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2008年8月

9月1日(月)

使徒パウロのコリントの教会への手紙(一コリント2・1-5)
  十字架につけられたキリストをあなたがたに宣べ伝えた
  兄弟たち、わたしもそちらに行ったとき、神の秘められた計画を宣べ伝えるのに優れた言葉や知恵を用いませんでした。なぜなら、わたしはあなたがたの間で、 イエス・キリスト、それも十字架につけられたキリスト以外、何も知るまいと心に決めていたからです。そちらに行ったとき、わたしはひどく衰弱していて、恐 れに取りつかれ、ひどく不安でした。わたしの言葉もわたしの宣教も、知恵にあふれた言葉によらず、”霊”と力の証明によるものでした。それは、あなたがた が人の知恵によってではなく、神の力によって信じるようになるためでした。

ルカによる福音(ルカ4・16-30)
  貧しい人に福音を告げ知らせるために、わたしを遣わされた。預言者は自分の故郷では歓迎されないものだ
〔そのとき、〕イエスはお育ちになったナザレに来て、いつものとおり安息日に会堂に入り、聖書を朗読しようとお立ちになった。預言者イザヤの巻物が渡され、お開きになると、次のように書いてある箇所が目に留まった。
 「主の霊がわたしの上におられる。
 貧しい人に福音を告げ知らせるために、
 主よ、がわたしに油を注がれたからである。
 主がわたしを遣わされたのは、
 捕らわれている人に解放を、
 目の見えない人に視力の回復を告げ、
 圧迫されている人を自由にし、
 主の恵みの年を告げるためである。」
イエスは巻物を巻き、係の者に返して席に座られた。会堂にいるすべての人の目がイエスに注がれていた。そこでイエスは、
「この聖書の言葉は、今日、あなたがたが耳にしたとき、実現した」と話し始められた。皆はイエスをほめ、その口から出る恵み深い言葉に驚いて言った。
「この人はヨセフの子ではないか。」イエスは言われた。
「きっと、あなたがたは、
『医者よ、自分自身を治せ』ということわざを引いて、
『カファルナウムでいろいろなことをしたと聞いたが、郷里のここでもしてくれ』と言うにちがいない。」そして、言われた。
「はっ きり言っておく。預言者は、自分の故郷では歓迎されないものだ。確かに言っておく。エリヤの時代に三年六か月の間、雨が降らず、その地方一帯に大飢饉が起 こったとき、イスラエルには多くのやもめがいたが、エリヤはその中のだれのもとにも遣わされないで、シドン地方のサレプタのやもめのもとにだけ遣わされ た。また、預言者エリシャの時代に、イスラエルには重い皮膚病を患っている人が多くいたが、シリア人ナアマンのほかにはだれも清くされなかった。」これを 聞いた会堂内の人々は皆憤慨し、総立ちになって、イエスを町の外へ追い出し、町が建っている山の崖まで連れて行き、突き落とそうとした。しかし、イエスは 人々の間を通り抜けて立ち去られた。

8月31日(日)

エレミヤの預言(エレミヤ20・7-9)
  主の言葉のゆえに、わたしは恥を受けねばならない
主よ、あなたがわたしを惑わし
わたしは惑わされて
   あなたに捕らえられました。
あなたの勝ちです。
わたしは一日中、笑いものにされ
人が皆、わたしを嘲ります。
わたしが語ろうとすれば、それは嘆きとなり
「不法だ、暴力だ」と叫ばすにはいられません。
主の言葉のゆえに、わたしは一日中
恥とそしりを受けねばなりません。
主の名を口にすまい
もうその名によって語るまい、と思っても
主の言葉は、わたしの心の中
   骨の中に閉じこめられて
火のように燃え上がります。
押さえつけておこうとして
   わたしは疲れました。
わたしの負けです。

使徒パウロのローマの教会への手紙(ローマ12・1-2)
  自分の体を生けるいけにえとして献げなさい
  兄弟たち、神の憐れみによってあなたがたに勧めます。自分の体を神に喜ばれる聖なる生けるいけにえとして献げなさい。これこそ、あなたがたのなすべき礼拝 です。あなたがたはこの世に倣ってはなりません。むしろ、心を新たにして自分を変えていただき、何が神の御心であるか、何か善いことで、神に喜ばれ、また 完全なことであるかをわきまえるようになりなさい。

マタイによる福音(マタイ16・21-27)
  わたしについて来たい者は、自分を捨てなさい
〔そのとき、〕イエスは、御自分が必ずエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受けて殺され、三日目に復活することになっている、と弟子たちに打ち明け始められた。すると、ペトロはイエスをわきへお連れして、いさみ始めた。
「主よ、とんでもないことです。そんなことがあってはなりません。」イエスは振り向いてペトロに言われた。
「サタン、引き下がれ。あなたはわたしの邪魔をする者。神のことを思わず、人間のことを思っている。」それから、弟子たちに言われた。
「わ たしについて来たい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。自分の命を救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのために命を失 う者は、それを得る。人は、たとえ全世界を手に入れても、自分の命を失ったら、何の得があろうか。自分の命を買い戻すのに、どんな代価を支払えようか。人 の子は、父の栄光に輝いて天使たちと共に来るが、そのとき、それぞれの行いに応じて報いるのである。」

8月30日(土)

使徒パウロのコリントの教会への手紙(一コリント1・26ー31)
  神は世の無力な者を選ばれた
  兄弟たち、あなたがたが召されたときのことを、思い起こしてみなさい。人間的に見て知恵ある者が多かったわけではなく、能力のある者や、家柄の良い者が多 かったわけでもありません。ところが、神は知恵ある者に恥をかかせるため、世の無学な者を選び、力ある者に恥をかかせるため、世の無力な者を選ばれまし た。また、神は地位のある者を無力な者とするため、世の無に等しい者、身分の卑しい者や見下げられている者を選ばれたのです。それは、だれ一人、神の前で 誇ることがないようにするためです。神によってあなたがたはキリスト・イエスに結ばれ、このキリストは、わたしたちにとって神の知恵となり、義と聖と贖い となられたのです。
「誇る者は主を誇れ」と書いてあるとおりになるためです。

マタイによる福音(マタイ25・14-30)
  お前は少しのものに忠実であった。主人と一緒に喜んでくれ
〔そのとき、イエスは弟子たちにこのたとえを語られた。〕
「天 の国はまた次のようにたとえられる。ある人が旅行に出かけるとき、僕たちを呼んで、自分の財産を預けた。それぞれの力に応じて、一人には五タラントン、一 人には二タラントン、もう一人には一タラントンを預けて旅に出かけた。早速、五タラントン預かった者は出て行き、それで商売をして、ほかに五タラントンも うけた。同じように、二タラントン預かった者も、ほかに二タラントンもうけた。しかし、一タラントン預かった者は、出て行って穴を掘り、主人の金を隠して おいた。さて、かなり日がたってから、僕たちの主人が帰って来て、彼らと清算を始めた。まず、五タラントン預かった者が進み出て、ほかの五タラントンを差 し出して言った。
『御主人様、五タラントンお預けになりましたが、御覧ください。ほかに五タラントンもうけました。』主人は言った。
『忠実な良い僕だ。よくやった。お前は少しものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。主人と一緒に喜んでくれ。』次に、二タラントン預かった者も進み出て言った。
『御主人様、二タラントンお預けになりましたが、御覧ください。ほかに二タラントンもうけました。』主人は言った。
『忠実な良い僕だ。よくやった。お前は少しものに忠実であったから、多くのものを管理させよう。主人と一緒に喜んでくれ。』ところで、一タラントン預かった者も進み出て言った。
『御主人様、あなたは蒔かない所から刈り取り、散らさない所からかき集められる厳しい方だと知っていましたので、恐ろしくなり、出かけて行って、あなたのタラントンを地の中に隠しておきました。御覧ください。これがあなたのお金です。』主人は答えた。
『怠 け者の悪い僕だ。わたしが蒔かない所から刈り取り、散らさない所からかき集めることを知っていたのか。それなら、わたしの金を銀行に入れておくべきであっ た。そうしておけば、帰って来たとき、利息付きで返してもらえたのに。さあ、そのタラントンをこの男から取り上げて、十タラントン持っているものに与え よ。だれでも持っている人は更に与えられて豊かになるが、持っていない人は持っているものまでも取り上げられる。この役に立たない僕を外の暗闇に追い出 せ。そこで泣きわめいて歯ぎしりするだろう。』」

8月29日(金)

エレミヤの預言(エレミヤ1・17-19)
  彼らに語れ、わたしが命じることをすべて、彼らの前におののくな
〔その日、主の言葉がわたしに臨んだ。〕
あなたは腰に帯を締め
立って、彼らに語れ
わたしが命じることをすべて。
彼らの前におののくな
わたし自身があなたを
彼らの前でおののかせることがないように。
わたしは今日、あなたをこの国全土に向けて
堅固は町とし、鉄の柱、
青銅の城壁として
ユダの王やその高官たち
その祭司や国の民に立ち向かわせる。
彼らはあなたに戦いを挑むが
   勝つことはできない。
わたしがあなたと共にいて、救い出すと
主は言われた。

マルコによる福音(マルコ6・17-29)
  今すぐに洗礼者ヨハネの首を盆に載せて、いただきとうございます
〔そのとき、〕ヘロデは、自分の兄弟フィリポの妻ヘロディアと結婚しており、そのことで人をやってヨハネを捕らえさせ、牢につないでいた。ヨハネが、
「自 分の兄弟の妻と結婚することは、律法で許されていない」とヘロデに言ったからである。そこで、ヘロディアはヨハネを恨み、彼を殺そうと思っていたが、でき ないでいた。なぜなら、ヘロデが、ヨハネは正しい聖なる人であることを知って、彼を恐れ、保護し、また、その教えを聞いて非常に当惑しながらも、なお喜ん で耳を傾けていたからである。ところが、良い機会が訪れた。ヘロデが、自分の誕生日の祝いに高官や将校、ガリラヤの有力者などを招いて宴会を催すと、ヘロ ディアの娘が入って来て踊りをおどり、ヘロデとその客を喜ばせた。そこで、王は少女に、
「欲しいものがあれば何でも言いなさい。お前にやろう」と言い、更に、
「お前が願うなら、この国の半分でもやろう」と固く誓ったのである。少女が座を外して、母親に、
「何を願いましょうか」と言うと、母親は、
「洗礼者ヨハネの首を」と言った。早速、少女は大急ぎで王のところに行き、
「今 すぐに洗礼者ヨハネの首を盆に載せて、いただきとうございます」と願った。王は非常に心を痛めたが、誓ったことではあるし、また客の手前少女の願いを退け たくなかった。そこで、王は衛兵を遣わし、ヨハネの首を持ってくるようにと命じた。衛兵は出て行き、牢の中でヨハネの首をはね、盆に載せて持って来て少女 に渡し、少女はそれを母親に渡した。ヨハネの弟子たちはこのことを聞き、やって来て、遺体を引き取り、墓に納めた。

8月28日(木)

使徒パウロのコリントの教会への手紙(一コリント1・1-9)
  あなたがたはキリストに結ばれ、すべての点で豊かにされている
  神の御心によって召されてキリスト・イエスの使徒となったパウロと、兄弟ソステネから、コリントにある教会へ、すなわち、至るところでわたしたちの主イエ ス・キリストの名を呼び求めているすべての人と共に、キリスト・イエスによって聖なる者とされた人々、召されて聖なる者とされた人々へ。イエス・キリスト は、この人たちとわたしたちの主であります。わたしたちの父である神と主イエス・キリストからの恵みと平和が、あなたがたにあるように。
 わたし は、あなたがたがキリスト・イエスによって神の恵みを受けたことについて、いつもわたしの神に感謝しています。あなたがたはキリストに結ばれ、あるゆる言 葉、あらゆる知識において、すべての点で豊かにされています。こうして、キリストについての証しがあなたがたの間で確かなものとなったので、その結果、あ なたがたは賜物に何一つ欠けるところがなく、わたしたちの主イエス・キリストの現れを待ち望んでいます。主も最後まであなたがたをしっかり支えて、わたし たちの主イエス・キリストの日に、非の打ち所がない者にしてくださいます。神は真実な方です。この神によって、あなたがたは神の子、わたしたちの主イエ ス・キリストとの交わりに招き入れられたのです。

マタイによる福音(マタイ24・42-51)
  用意していなさい
 〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕
「目 を覚ましていなさい。いつの日、自分の主が帰って来られるのか。あなたがたには分からないからである。このことをわきまえていなさい。家の主人は、泥棒が 夜のいつごろやって来るかを知っていたら、目を覚ましていて、みすみす自分の家に押し入らせはしないだろう。だから、あなたがたも用意していなさい。人の 子は思いがけないときに来るからである。
 主人がその家の使用人たちの上に立てて、時間どおり彼らに食事を与えさせることにした忠実で賢い僕は、 一体誰であろうか。主人が帰って来たとき、言われたとおりにしているのを見られる僕は幸いである。はっきり言っておくが、主人は彼に全財産を管理させるに ちがいない。しかし、それが悪い僕で、主人は遅いと思い、仲間を殴り始め、酒飲みどもと一緒に食べたり飲んだりしているとする。もしそうなら、その僕の主 人は予想しない日、思いがけないときに帰って来て、彼を厳しく罰し、偽善者たちと同じ目に遭わせる。そこで泣きわめいて歯ぎしりするだろう。」

8月27日(水)

使徒パウロのテサロニケへの手紙(二テサロニケ3・6-10、16-18)
  働きたくない者は、食べてはならない
  兄弟たち、わたしたちは、わたしたちの主イエス・キリストの名によって、命じます。怠惰な生活をして、わたしたちから受けた教えに従わないでいるすべての 兄弟を避けなさい。あなたがた自身、わたしたちにどのように倣えばよいか、よく知っています。わたしたちは、そちらにいたとき、怠惰な生活をしませんでし た。また、だれからもパンをただでもらって食べたりはしませんでした。むしろ、だれにも負担をかけまいと、夜昼大変苦労して、働き続けたのです。援助を受 ける権利がわたしたちになかったからではなく、あなたがたがわたしたちに倣うように、身をもって模範を示すためでした。実際、あなたがたのもとにいたと き、わたしたちは、
「働きたくない者は、食べてはならない」と命じていました。
 どうか、平和の主御自身が、いついかなる場合にも、あなたがたに平和をお与え下さるように。主があなた一同と共におられるように。
 わたしパウロが、自分の手で挨拶を記します。これはどの手紙にも記す印です。わたしはこのように書きます。わたしたちの主イエス・キリストの恵みが、あなたがた一同と共にあるように。

マタイによる福音(マタイ23・27-32)
  あなたたちは預言者を殺した者たちの子孫である
〔そのとき、イエスは言われた。〕
「律法学者たちとファリサイ派の人々、あなたたち偽善者は不幸だ。白く塗った墓に似ているからだ。外側は美しく見えるが、内側は死者の骨やあらゆる汚れで満ちている。このようにあなたたちも、外側は人に正しいように見えながら、内側は偽善と不法で満ちている。
 律法学者たちとファリサイ派の人々、あなたたち偽善者は不幸だ。預言者の墓を建てたり、正しい人の記念碑を飾ったりしているからだ。そして、
『もし先祖の時代に生きていても、預言者の血を流す側にはつかなかったであろう。』などと言う。こうして、自分が預言者を殺した者たちの子孫であることを、自ら証明している。先祖が始めた悪事の仕上げをしたらどうだ。」

8月26日(火)

使徒パウロのテサロニケの教会への手紙(二テサロニケ2・1-3a、14-17)
  わたしたちが伝えた教えを守りなさい
  兄弟たち、わたしたちの主イエス・キリストが来られることと、そのみもとにわたしたちが集められることについてお願いしたい。霊や言葉によって、あるい は、わたしたちから書き送られたという手紙によって、主の日は既に来てしまったかのように言う者がいても、すぐに動揺して分別を無くしたり、慌てふためい たりしないでほしい。だれがどのような手段を用いても、だまだれてはいけません。
 神は、このことのために、すなわち、わたしたちの主イエス・キ リストの栄光にあずからせるために、わたしたちの福音を通して、あなたがたを招かれたのです。ですから、兄弟たち、しっかり立って、わたしたちが説教や手 紙で伝えた教えを固く守り続けなさい。わたしたちの主イエス・キリスト御自身、ならびに、わたしたちを愛して、永遠の慰めと確かな希望とを恵みによって与 えてくださる、わたしたちの父である神が、どうか、あなたがたの心を励まし、また強め、いつも善い働きをし、善い言葉を語る者としてくださるように。

マタイによる福音(マタイ23・23-26)
  十分の一の献げ物もないがしろにしてはならないが、律法の中で最も重要なことこそ行うべきである
 〔そのとき、イエスは言われた。〕
「律 法学者たちとファリサイ派の人々、あなたたち偽善者は不幸だ。薄荷、いのんど、茴香の十分の一は献げるが、律法の中で最も重要な正義、慈悲、誠実はないが しろにしているからだ。これこそ行うべきことである。もとより、十分の一の献げ物もないがしろにしてはならないが。ものの見えない案内人、あなたたちはぶ よ一匹さえも濾して除くが、らくだは飲み込んでいる。
 律法学者とファリサイ派の人々、あなたたち偽善者は不幸だ。杯や皿の内側をきれいにせよ。そうすれば、外側もきれいになる。」

8月25日(月)

使徒パウロのテサロニケの教会への手紙(二テサロニケ1・1-5、11b-12)
 主の名があなたがたの間であがめられ、あなたがたも主によって誉れを受けるようになるためである
パウロ、シルワノ、テモテから、わたしたちの父である神と主イエス・キリストに結ばれているテサロニケの教会へ。わたしたちの父である神と主イエス・キリストからの恵みと平和が、あなたがたにあるように。
  兄弟たち、あなたがたのことをいつも神に感謝せずにはいられません。また、そうするのが当然です。あなたがたの信仰が大いに成長に、お互いに対する一人一 人の愛が、あなたがたすべての間で豊かになっているからです。それで、わたしたち自身、あなたがたが今、受けているありとあらゆる迫害と苦難の中で、忍耐 と信仰を示していることを、神の諸教会の間で誇りに思っています。これは、あなたがたを神の国にふさわしい者とする、神の判定が正しいという証拠です。あ なたがたも、神の国のために苦しみを受けているのです。
 どうか、わたしたちの神が、あなたがたを招きにふさわしいものとしてくださり、また、そ の御力で、善を求めるあらゆる願いと信仰の働きを成就させてくださるように、それは、わたしたちの神と主イエス・キリストの恵みによって、わたしたちの主 イエスの名があなたがたの間であがめられ、あなたがたも主によって誉れを受けるようになるためです。

マタイによる福音(マタイ23・13-22)
  ものの見えない案内人、あなたたちは不幸だ
〔そのとき、イエスは言われた。〕
「律法学者たちとファリサイ派の人々、あなたたち偽善者は不幸だ。やもめの家を食い物にし、見せかけの長い祈りをする。だからあなたたちは、人一倍厳しい裁きを受けることになる。
 律法学者たちとファリサイ派の人々、あなたたち偽善者は不幸だ。改宗者を一人つくろうとして、海と陸を巡り歩くが、改宗者ができると、自分より倍も悪い地獄の子にしてしまうからだ。
 ものの見えない案内人、あなたたちは不幸だ。あなたたちは、
『神殿にかけて誓えば、その誓いは無効である。だが、神殿の黄金にかけて誓えば、それを果たさねばならない』と言う。愚かで、ものの見えない者たち、黄金と、黄金を清める神殿と、どちらが尊いか。また、
『祭 壇にかけて誓えば、その誓いは無効である。その上の供え物にかけて誓えば、それは果たさねばならない』と言う。ものの見えない人たち、供え物と、供え物を 清くする祭壇と、どちらが尊いか。祭壇にかけて誓うのだ。神殿にかけて誓う者は、神殿とその中に住んでおられる方にかけて誓うのだ。天にかけて誓う者は、 神の玉座とそれに座っておられる方にかけて誓うのだ。」

8月24日(日)

イザヤの預言(イザヤ22・19-23)
  わたしは彼の肩に、ダビデの家の鍵を置く
〔主は、宮廷を支配しているシェブナに言われる。〕
 わたしは、お前をその地位から追う。
 お前はその職務から退けられる。

  その日には、わたしは、わが僕、ヒルキヤの子エルヤキムを呼び、彼にお前の衣を着せ、お前の飾り帯を締めさせ、お前に与えられていた支配権を彼の手に渡 す。彼はエルサレムの住民とユダの家の父となる。わたしは彼の肩に、ダビデの家の鍵を置く。彼が開けば、閉じる者はなく、彼が閉じれば、開く者はないであ ろう。わたしは、彼を確かなところに打ち込み、かなめとする。彼は、父の家にとって栄光の座に着く。


使徒パウロのローマの教会への手紙(ローマ11・33-36)
  すべてのものは、神から出て、神によって保たれ、神に向かっている
 ああ、神の冨と知恵と知識のなんと深いことか。だれが、神の定めを究め尽くし、神の道を理解し尽くせよう。
 「いったいだれが主の心を
    知っていたであろうか。
  だれが主の相談相手であっただろうか。
  だれがまず主に与えて、
  その報いを受けるであろうか。」
すべてのものは、神から出て、神によって保たれ、神に向かっているのです。栄光が神に永遠にありますように、アーメン。

マタイによる福音(マタイ16・13-20)
  あなたはペトロ。わたしはあなたに天の国の鍵を授ける
 イエスは、フィリポ・カイサリア地方に行ったとき、弟子たちに、
「人々は、人の子のことを何者だと言っているか」とお尋ねになった。弟子たちは言った。
「『洗礼者ヨハネだ』と言う人も、『エリヤ』だと言う人もいます。ほかに、『エレミヤ』だとか、『預言者の一人だ』と言う人もいます。」イエスが言われた。
「それでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。」シモン・ペトロが、
「あなたはメシア、生ける神の子です」と答えた。すると、イエスはお答えになった。
「シ モン・バルヨナ、あなたは幸いだ。あなたにこのことを現したのは、人間ではなく、わたしの天の父なのだ。わたしも言っておく。あなたはペトロ。わたしはこ の岩の上にわたしの教会を建てる。陰府の力もこれに対抗できない。わたしはあなたに天の国の鍵を授ける。あなたが地上でつなぐことは、天上でもつながれ る。あなたが地上で解くことは、天上でも解かれる。」それから、イエスは、ご自分がメシアであることをだれにも話さないように、と弟子たちに命じられた。

8月23日(土)

エゼキエルの預言(エゼキエル43・1-7a)
  主の栄光が神殿の中に入った
〔主 の使い〕はわたしを東の方に向いている門に導いた。見よ、イスラエルの神の栄光が、東の方から到来しつつあった。その音は大水のとどろきのようであり、大 地はその栄光で輝いた。わたしがみた幻は、このような幻であった。それは彼が町を滅ぼすために来たとき、わたしが見た幻と同じであった。その幻は、わたし がケバル川の河畔で見た幻と同じであった。わたしはひれ伏した。主の栄光は、東の方に向いている門から神殿の中に入った。霊はわたしを引き上げ、内庭に導 いた。見よ、主の栄光が神殿を満たしていた。わたしは神殿の中から語りかける声を聞いた。そのとき、かの人がわたしの傍らに立っていた。
 彼はわたしに言った。
「人の子よ、ここはわたしの王座のあるべき場所、わたしの足の裏を置くべき場所である。わたしは、ここで、イスラエルの子らの間にとこしえに住む。」

マタイによる福音(マタイ23・1-12)
  彼らは言うだけで、実行しない
〔そのとき、〕イエスは群衆と弟子たちにお話になった。
「律 法学者たちやファリサイ派の人々は、モーセの座についている。だから、彼らが言うことは、すべて行い、また守りなさい。しかし、彼らの行いは、見倣っては ならない。言うだけで、実行しないからである。彼らは背負いきれない重荷をまとめ、人の肩に載せるが、自分ではそれを動かすために、指一本貸そうともしな い。そのすることは、すべて人に見せるためである。聖句の入った箱を大きくしたり、衣服の房を長くしたりする。宴会では上座、会堂では上席に座ることを好 み、また、広場で挨拶されたり、『先生』と呼ばれたりすることを好む。だが、あなたがたは『先生』と呼ばれてはならない。あなたがたに師は一人だけで、あ とは皆兄弟なのだ。また、地上の者を『父』と呼んではならない。あなたがたの父は天の父おひとりだけだ。『教師』と呼ばれてもいけない。あなたがたの教師 はキリスト一人だけである。あなたがたのうちでいちばん偉い人は、仕える者になりなさい。だれでも高ぶる者は低くされ、へりくだる者は高められる。」

8月22日(金)

エゼキエルの預言(エゼキエル37・1-14)
  枯れた骨よ、主の言葉を聞け。わたしはお前たちを墓から引き上げる
〔そ の日、〕主の手がわたしの上に臨んだ。わたしは主の霊によって連れ出され、ある谷の真ん中に降ろされた。そこは骨でいっぱいであった。主はわたしに、その 周囲を行き巡らせた。見ると、谷の上には非常に多くの骨があり、また見ると、それらは甚だしく枯れていた。そのとき、主はわたしに言われた。
「人の子よ、これらの骨は生き返ることができるか。」わたしは答えた。
「主なる神よ、あなたのみがご存じです。」そこで、主はわたしに言われた。
「こ れらの骨に向かって預言し、彼らに言いなさい。枯れた骨よ、主の言葉を聞け。これらの骨に向かって、主なる神はこう言われる。見よ、わたしはお前たちの中 に霊を吹き込む。すると、お前たちは生き返る。わたしは、お前たちの上に筋を置き、肉を付け、皮膚で覆い、霊を吹き込む。すると、お前たちは生き返る。そ して、お前たちはわたしが主であることを知るようになる。」
 わたしは命じられたように預言した。わたしが預言していると、音がした。見よ、カタカタと音を立てて、骨と骨とが近づいた。わたしが見ていると、見よ、それらの骨の上に筋と肉が生じ、皮膚がその上をすっかり覆った。しかし、その中に霊はなかった。主はわたしに言われた。
「霊に預言せよ。人の子よ、預言して霊に言いなさい。主なる神はこう言われる。霊よ、四方から吹き来たれ。霊よ、これらの殺されたものの上に吹きつけよ。そうすれば生き返る。」
 わたしは命じられたように預言した。すると、霊が彼らの中に入り、彼らは生き返って自分の足で立った。彼らは非常に大きな集団となった。
 主はわたしに言われた。
「人の子よ、これらの骨はイスラエルの全家である。彼らは言っている。
『我 々の骨は枯れた。我々の望みはうせ、我々は滅びる』と。それゆえ、預言して彼らに語りなさい。主なる神はこう言われる。わたしはお前たちの墓を開く。わが 民よ、わたしはお前たちを墓から引き上げ、イスラエルの地へ連れて行く。わたしが墓を開いて、お前たちを墓から引き上げるとき、わが民よ、お前たちはわた しが主であることを知るようになる。また、わたしがお前たちの中に霊を吹き込むと、お前たちは生きる。わたしはお前たちを自分の土地に住まわせる。そのと き、お前たちは主であるわたしがこれを語り、行ったことを知るようになる」と主は言われる。

マタイによる福音(マタイ22・34-40)
  あなたの神である主を愛しなさい。隣人を自分のように愛しなさい
〔そのとき、〕ファリサイ派の人々は、イエスがサドカイ派の人々を言い込められたと聞いて、一緒に集まった。そのうちの一人、律法の専門家が、イエスを試そうとして尋ねた。
「先生、律法の中で、どの掟が最も重要でしょうか。」イエスは言われた。
「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』これが最も重要な第一の掟である。第二も、これと同じように重要である。
『隣人を自分のように愛しなさい。』律法全体と預言者は、この二つの掟に基づいている。」

8月21日(木)

エゼキエルの預言(エゼキエル36・23-28)
  わたしはお前たちに新しい心を与え、お前たちの中に新しい霊を置く
〔主なる神は言われる。〕
「わ たしは、お前たちが国々で汚したため、彼らの間で汚されたわが大いなる名を聖なるものとする。わたしが彼らの目の前で、お前たちを通して聖なるものとされ るとき、諸国民は、わたしが主であることを知るようになる。わたしはお前たちを国々の間から取り、すべての地から集め、お前たちの土地に導き入れる。
  わたしが清い水をお前たちの上に振りかけるとき、お前たちは清められる。わたしはお前たちを、すべての汚れとすべての偶像から清める。わたしはお前たちに 新しい心を与え、お前たちの中に新しい霊を置く。わたしはお前たちの体から石の心を取り除き、肉に心を与える。また、わたしの霊をお前たちの中に置き、わ たしの掟に従って歩ませ、わたしの裁きを守り行わせる。お前たちは、わたしが先祖に与えた地に住むようになる。お前たちはわたしの民となりわたしはお前た ちの神となる。」

マタイによる福音(マタイ22・1-14)
  見かけたものはだれでも婚宴に連れて来なさい
〔そのとき、イエスは祭司長や民の長老たちに〕たとえを用いて語られた。
「天の国は、ある王が王子のために婚宴を催したのに似ている。王は家来たちを送り、婚宴に招いておいた人々を呼ばせたが、来ようとしなかった。そこでまた、次のように言って、別の家来たちを使いに出した。
『食 事の用意が調いました。牛や肥えた家畜を屠って、すっかり用意ができています。さあ、婚宴においでください」』しかし、人々はそれを無視し、一人は畑に、 一人は商売に出かけ、また、他の人々は王の家来たちを捕まえて乱暴し、殺してしまった。そこで、王は怒り、軍隊を送って、この人殺しどもを滅ぼし、その町 を焼き払った。そして、家来たちに言った。
『婚宴の用意はできているが、招いておいた人々は、ふさわしくなかった。だから、町の大通りに出て、見 かけた者はだれでも婚宴に連れて来なさい。』そこで、家来たちは通りに出て行き、見かけた人は善人も悪人も皆集めて来たので、婚宴は客でいっぱいになっ た。王が客を見ようと入ってくると、婚礼の礼服を着ていない者が一人いた。王は、
『友よ、どうして礼服を着ないでここに入って来たのか』と言った。この者が黙っていると、王は側近の者たちに言った。
『この男の手足を縛って、外の暗闇にほうり出せ。そこで泣きわめいて歯ぎしりするだろう。』招かれる人は多いが、選ばれる人は少ない。」

8月20日(水)

エゼキエルの預言(エゼキエル34・1-11)
  わたしは彼らの口から群れを救い出し、彼らの餌食にはさせない
 主の言葉がわたしに臨んだ。
「人 の子よ、イスラエルの牧者たちに対して預言し、牧者である彼らに語りなさい。主なる神はこう言われる。災いだ、自分自身を養うイスラエルの牧者たちは。牧 者は群れを養うべきではないか。お前たちは乳を飲み、羊毛を身にまとい、肥えた動物を屠るが、群れを養おうとはしない。お前たちは弱いものを強めず、病め るものをいやさず、傷ついたものを包んでやらなかった。また、追われたものを連れ戻さず、失われたものを探し求めず、かえって力ずくで、過酷に群れを支配 した。彼らは飼う者がいないので散らされ、あらゆる野の獣の餌食となり、ちりぢりになった。わたしの群れは、すべての山、すべての高い丘の上で迷う。ま た、わたしの群れは地の全面に散らされ、だれひとり、探す者もなく、尋ね求める者もない。それゆえ、牧者たちよ。主の言葉を聞け。わたしは生きている、と 主なる神は言われる。まことに、わたしの群れは略奪にさらされ、わたしの群れは牧者がいないため、あらゆる野の獣の餌食になろうとしているのに、わたしの 牧者たちは群れを探しもしない。牧者は群れを養わず、自分自身を養っている。それゆえ牧者たちよ、主の言葉を聞け。主なる神はこう言われる。見よ、わたし は牧者たちに立ち向かう。わたしの群れを彼らの手から求め、彼らに群れを飼うことをやめさせる。牧者たちが、自分自身を養うことはもはやできない。わたし が彼らの口から群れを救い出し、彼らの餌食にはさせないからだ。まことに、主なる神はこう言われる。見よ、わたしは自ら自分の群れを探し出し、彼らの世話 をする。」

マタイによる福音(マタイ20・1-16)
  あなたはわたしの気前のよさをねたむのか
〔そのとき、イエスは弟子たちにこのたとえを語られた。〕
「天の国は次のようにたとえられる。ある家の主人が、ぶどう園で働く労働者を雇うために、夜明けに出かけて行った。主人は、一日につき一デナリオンの約束で、労働者をぶどう園に送った。また、九時ごろ行ってみると、何もしないで広場にたっている人々がいたので、
『あなたたちもぶどう園に行きなさい。ふさわしい賃金を払ってやろう』と言った。それで、その人たちは出かけて行った。主人は、十二時ごろと三時ごろにまた出て行き、同じようにした。五時ごろにも行ってみると、ほかの人々が立っていたので、
『なぜ、何もしないで一日中ここに立っているのか』と尋ねると、彼らは、
『だれも雇ってくれないのです』と言った。主人は彼らに、
『あなたたちもぶどうえんに行きなさい』と言った。夕方になって、ぶどう園の主人は監督に、
『労 働者たちを呼んで、最後に来た者から始めて、最初に来た者まで順に賃金を払ってやりなさい』と言った。そこで、五時ごろに雇われた人たちが来て、一デナリ オンずつ受け取った。最初に雇われた人たちが来て、もっと多くもらえるだろうと思っていた。しかし、彼らも一デナリオンずつであった。それで、受け取る と、主人に不平を言った。
『最後に来たこの連中は、一時間しか働きませんでした。まる一日、暑い中を辛抱して働いたわたしたちと、この連中とを同じ扱いにするとは。』主人はその一人に答えた。
『友 よ、あなたに不当なことはしていない。あなたはわたしと一デナリオンの約束をしたではないか。自分の分を受け取って帰りなさい。わたしはこの最後の者に も、あなたと同じように支払ってやりたいのだ。自分のものを自分のしたいようにしては、いけないのか。それとも、わたしの気前のよさをねたむのか。』この ように、後にいる者が先になり、先にいる者が後になる。」

8月19日(火)

エゼキエルの預言(エゼキエル28・1-10)
  お前は人であって神ではない。ただ、自分の心が神の心のようだ、と思いこんでいるだけた
 主の言葉がわたしに臨んだ。
「人の子よ、ティルスの君主に向かって言いなさい。主なる神はこう言われる。お前の心は高慢になり、そして言った。
『わ たしは神だ。わたしは海の真ん中にある神々の住みかに住まう』と。しかし、お前は人であって神ではない。ただ、自分の心が神に心のようだ、と思い込んでい るだけた。お前はダニエルよりも賢く、いかなる奥義もお前には隠されていない。お前は知恵と悟りによって富を積み、金銀を宝庫に蓄えた。お前は取引に知恵 を大いに働かせて富を増し加え、お前の心は冨のゆえに高慢になった。
 それゆえ、主なる神はこう言われる。お前は自分の心が神の心のようだと思い 込んでいる。それゆえ、わたしはお前に対して諸国の中でも最も暴虐な外国人を立ち向かわせる。彼らはお前に知恵の誇りに向かって剣を抜き、お前の栄華を汚 し、お前を陰府に突き落とす。お前は海の真ん中で切り倒されて死ぬ。お前は自分を殺す者の前でもなお、
『わたしは神だ』と言い張るのか。お前は人であって、神ではなく切り倒す者の手にある。お前は割礼のない者として、外国人の手にかかって死ぬ。まことにわたしがこのことを語った」と主なる神は言われる。

マタイによる福音(マタイ19・23-30)
  金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通る方がまだ易しい
〔そのとき、〕イエスは弟子たちに言われた。
「はっきり言っておく。金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通る方がまだ易しい。」弟子たちはこれを聞いて非常に驚き、
「それでは、誰が救われるのだろうか」と言った。イエスは彼らを見つめて、
「それは人間にできることではないが、神には何でもできる」と言われた。すると、ペトロがイエスに言った。
「このとおり、わたしたちは何もかも捨ててあなたに従って参りました。では、わたしたちは何をいただけるのでしょうか。」イエスは一同に言われた。
「はっ きり言っておく。新しい世界になり、人の子が栄光の座に座るとき、あなたがたも、わたしに従ってきたのだから、十二の座に座ってイスラエルの十二部族を治 めることになる。わたしの名のために、家、兄弟、姉妹、父、母、子供、畑を捨てた者は皆、その百倍もの報いを受け、永遠の命を受け継ぐ。しかし、先にいる 多くの者が後になり、後にいる多くの者が先になる。」

8月18日(月)

エゼキエルの預言(エゼキエル24・15-24)
  エゼキエルは、お前たちにとってしるしとなる。すべて彼が行ったように、お前たちもするであろう
 主の言葉がわたしに臨んだ。
「人 の子よ、、わたしはあなたの、目の喜びを、一撃をもってあなたから取り去る。あなたは嘆いてはならない。泣いてはならない。涙を流してはならない。声をあ げずに悲しめ。死者の喪に服すな。頭にターバンを巻き、足に靴を履きなさい。口ひげを覆うな。嘆きのパンを食べてはならない。」
 朝、わたしは人々に語っていた。その夕、わたしの妻は死んだ。翌朝、わたしは命じられたとおりに行った。人々はわたしに尋ねた。
「あなたが行っているこれらの事は、我々にどんな意味があるのか告げてくれないか」と。そこでわたしは、彼らに語った。
「主 の言葉がわたしに臨んだ。イスラエルの家に言いなさい。主なる神はこう言われる。わたしはmわたしに聖所を汚す。それはお前たちの誇る砦であり、目の喜 び、心の慕うものであった。お前たちが残してきた息子、娘たちは、剣によって滅びる。わたしがしたように、お前たちもするようになる。お前たちは口ひげを 覆ってはならない。嘆きのパンを食べてはならない。頭にターバンを巻き、足に靴を履け。また、嘆いてはならない。泣いてはならない。お前たちは自分の罪の ゆえに衰え、互いに嘆くようになる。エゼキエルは、お前たちにとってしるしとなる。すべて彼が行ったように、お前たちもするであろう。すべてが実現したと き、お前たちは、わたしが主なる神であることを知るようになる。」

マタイによる福音(マタイ19・16-22)
  もし完全になりたいのなら、持ち物を売り払いなさい。そうすれば、天に富を積むことになる
〔そのとき、〕一人の男がイエスに近寄って来て言った。
「先生、永遠の命を得るには、どんな善いことをすればよいのでしょうか。」イエスは言われた。
「なぜ、善いことについて、わたしに尋ねるのか。善い方はおひとりである。もし、命を得たいのなら、掟を守りなさい。」男が
「どの掟ですか」と尋ねると、イエスは言われた。
「『殺すな、姦淫するな、盗むな、偽証するな、父母を敬え、また、隣人を自分のように愛しなさい。』」そこで、この青年は言った。
「そういうことはみな守ってきました。まだ何かかけているでしょうか。」イエスは言われた。
「もし完全になりたいのなら、行って持ち物を売り払い、貧しい人々に施しなさい。そうすれば、天に富を積むことになる。それから、わたしに従いなさい。」この青年はこの言葉を聞き、悲しみながら立ち去った。たくさんの財産を持っていたからである。

8月17日(日)

イザヤの預言(イザヤ56・1、6-7)
  わたしは異邦人の子らを聖なるわたしの山に導こう
主はこう言われる。
正義を守り、恵の業を行え。
わたしの救いが実現し
わたしの恵の業が現れるのは間近い。
主のもとに集ってきた異邦人が
主に仕え、主の名を愛し、その僕となり
安息日を守り、それを汚すことなく
わたしの契約を固く守るなら
わたしは彼らをを聖なるわたしの山に導き
わたしの祈りの家の喜びの祝いに
   連なることを許す。
彼らが焼き尽くす献げ物と
   いけにえをささげるなら
わたしの祭壇で、わたしはそれを受け入れる。
わたしの家は、すべての民の祈りの家と呼ばれる。

使徒パウロのローマの教会への手紙(ローマ11・13-15、29-32)
  イスラエルに対する神の賜物と招きは取り消されない
〔皆 さん、〕あなたがた異邦人に言います。わたしは異邦人のための使徒であるので、自分の務めを光栄に思います。何とかしてじぶんの 同胞にねたみを起こさ せ、その幾人かでも救いたいのです。もし彼らの捨てられることが、世界の和解となるならば、彼らが受け入れられることは、死者の中からの命でなくて何で しょう。
 神の賜物と招きとは取り消されないものなのです。あなたがたは、かつては神に不従順でしたが、今は彼らの不従順によって憐れみを受けて います。それは、彼ら自身も今憐れみを受けるためなのです。神はすべえの人を不従順の状態に閉じこめられましたが、それは、すべての人を憐れむためだった のです。

マタイによる福音(マタイ15・21-28)
  婦人よ、あなたの信仰は立派だ
〔そのとき、〕イエスは、ティルスとシドンの地方に行かれた。すると、この地に生まれたカナンの女が出て来て、
「主よ、ダビデの子よ、わたしを憐れんでください。娘が悪霊にひどく苦しめられています」と叫んだ。しかし、イエスは何もお答えにならなかった。そこで、弟子たちが近寄ってきて願った。
「この女を追い払ってください。叫びながらついて来ますので。」イエスは、
「わたしはイスラエルの家の失われた羊のところにしか遣わされていない」とお答えになった。しかし、女は来て、イエスの前にひれ伏し、
「主よ、どうかお助けください」と言った。イエスが、
「子供たちのパンを取って子犬にやってはいけない」とお答えになると、女は言った。
「主よ、ごもっともです。しかし、子犬も主人の食卓から落ちるパン屑はいただくのです。」そこで、イエスはお答えになった。
「婦人よ、あなたの信仰は立派だ。あなたの願いどおりになるように。」そのとき、娘の病気はいやされた。

8月16日(土)

エゼキエルの預言(エゼキエル18・1-10、13b、30-32)
 わたしはお前たちひとりひとりその道に従って裁く
 主の言葉がわたしに臨んだ。
「お前たちがイスラエルの地で、このことわざを繰り返し口にしているのはどういうことが。
 『先祖が酢いぶどうを食べれば
  子孫の歯が浮く』と。
わたしは生きている、と主なる神は言われる。お前たちはイスラエルにおいて、このことわざを二度と口にすることはない。すべての命はわたしにものである。父の命も子の命も、同様にわたしのものである。罪を犯した者、その人が死ぬ。
  もし、ある人が正しく、正義と恵の業を行うなら、すなわち、山の上で偶像の供え物を食べず、イスラエルの家の偶像を仰ぎ見ず、隣人の妻を犯さず、生理中の 女性に近づかず、人を抑圧せず、負傷者の質物を返し、力ずくで奪わず、飢えた者に自分のパンを与え、裸の者に衣服を着せ、利息を天引きして金を貸さず、高 利を取らず、不正から手を引き、人と人との間を真実に裁き、わたしの掟に従って歩み、わたしの裁きを忠実に守るなら、彼こそ正しい人で、彼は必ず生きる。 と主なる神は言われる。
 彼に生まれた息子が乱暴者で、これらのことの一つでも行う人の血を流〔すならば、〕彼は生きることができようか。彼は生きることはできない。彼はこれらの忌まわしいことをしたのだから、必ず死ぬ。その死の責任は彼にある。
  それゆえ、イスラエルの家よ。わたしはお前たちひとりひとりその道に従って裁く。と主なる神は言われる。悔い改めて、お前たちのすべての背きから立ち帰 れ。罪がお前たちをつまずかせないようにせよ。お前たちが犯したあらゆる背きを投げ捨てて、新しい心と新しい霊を造り出せ。イスラエルの家よ、どうしてお 前たちは死んでよいだろうか。わたしはだれの死も喜ばない。お前たちは立ち帰って、生きよ」と主なる神は言われる。

マタイによる福音(マタイ19・13-15)
  子供たちがわたしのところに来るのを妨げてはならない。天の国はこのような者たちのものである
 そのとき、イエスに手を置いて祈っていただくために、人々が子供たちを連れて来た。弟子たちはこの人々を叱った。しかし、イエスは言われた。
「子供たちを来させなさい。わたしのところに来るのを妨げてはならない。天の国はこのような者たちのものである。」そして、子供たちに手を置いてから、そこを立ち去られた。

8月15日(金)

ヨハネの黙示(黙示録11・19a、12・1-6、10ab)
 ひとりの女が身に太陽をまとい、月を足の下にしていた
 天にある神の神殿が開かれて、その神殿の中にある契約の箱が見え〔た。〕
  また、天に大きなしるしが現れた。一人の女が身に太陽をまとい、月を足の下にし、頭には十二の星の冠をかぶっていた。女は身ごもっていたが、子を産む痛み と苦しみのため叫んでいた。また、もう一つのしるしが天に現れた。見よ、火のように赤い大きな竜である。これには七つの頭と十本の角があって、その頭に七 つの冠をかぶっていた。竜の尾は、天の星の三分の一を掃き寄せて、地上に投げつけた。そして、竜は子を産もうとしている女の前に立ちはだかり、産んだら、 その子を食べてしまおうとしていた。女は男の子を産んだ。この子は、鉄の杖ですべての国民を治めることになっていた。子は神のもとへ、その玉座へ引き上げ られた。女は荒れ野へ逃げ込んだ。そこには、神の用意された場所があった。
 わたしは、天で大きな声が次のように言うのを、聞いた。
「今や、我々の神の救いと力と支配が現れた。神のメシアの権威が現れた。」

使徒パウロのコリントの教会への手紙(一コリント15・20-27a)
  最初にキリスト、次いで、キリストに属している人たち
〔皆 さん、〕キリストは死者の中から復活し、眠りについた人たちの初穂となられました。死が一人の人によって来たのだから、死者の復活も一人の人によって来る のです。つまり、アダムによってすべての人が死ぬことになったように、キリストによってすべての人が生かされることになるのです。ただ、一人一人にそれぞ れ順序があります。最初にキリスト、次いで、キリストが来られるときに、キリストに属している人たち、次いで、世の終わりが来ます。そのとき、キリストは すべての支配、すべての権威や勢力を滅ぼし、父である神に国を引き渡されます。キリストはすべての敵をご自分の足の下に置くまで、国を支配されることに なっているからです。最後の敵として、死が滅ぼされます。
「神は、すべてをその足の下に服従させた」からです。

ルカによる福音(ルカ1・39-56)
  力ある方が、わたしに偉大なことをなさいました。主は身分の低い者を高く上げられます
そのころ、マリアは出かけて、急いで山里に向かい、ユダの町に行った。そして、ザカリアの家に入ってエリザベトに挨拶した。マリアの挨拶をエリザベトが聞いたとき、その胎内の子がおどった。エリザベトは聖霊に満たされて、声高らかに言った。
「あ なたは女の中で祝福された方です。胎内のお子さまも祝福されています。わたしの主のお母さまがわたしのところに来てくださるとは、どういうわけでしょう。 あなたの挨拶のお声をわたしが耳にしたとき、胎内の子は喜んでおどりました。主がおっしゃったことは必ず実現すると信じた方は、なんと幸いでしょう。」
 そこで、マリアは言った。
 「わたしの魂は主をあがめ、
 わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。
 身分の低い、この主のはしためにも
    目を留めてくださったからです。
 今から後、いつの世の人も
    わたしを幸いな者と言うでしょう、
 力ある方が、
    わたしに偉大なことをなさいましたから。
 その御名は尊く、
 その憐れみは代々限りなく、
 主を畏れる者に及びます。
 主はその腕で力を振るい、
 思い上がる者を打ち散らし、
 権威ある者をその座から引き降ろし、 
 身分の低い者を高く上げ、
 飢えた人を良い物で満たし、
 富める者を空腹のまま追い返されます。
 その僕イスラエルを受け入れて、
 憐れみをお忘れになりません、
 わたしたちの先祖におっしゃったとおり、
 アブラハムとその子孫に対してとこしえに。」
 マリアは、三ヶ月ほどエリザベトのところに滞在してから、自分の家に帰った。

8月14日(木)

エゼキエルの預言(エゼキエル12・1-12)
  白昼彼らの目の前で捕らわれの身となって行きなさい
 主の言葉がわたしに臨んだ。
「人 の子よ、あなたは反逆の家の中に住んでいる。彼らは見る目を持っていながら見ず、聞く耳を持っていながら聞かない。まことに彼らは反逆の家である。それゆ え、人の子よ、あなたは捕囚の荷物を造り、白昼彼らの目の前で捕らわれの身となって行きなさい。あなたのいる所から他の場所へ、彼らの目の前で捕らわれの 身となって行きなさい。彼らは反逆の家であるが、あるいは、それに目を留めるかもしれない。あなたは、白昼彼らの目の前で、自分の荷物を、捕囚の荷物とし て持ち出しなさい。また、夕方彼らの目の前で捕囚の民が出て行くように、出て行きなさい。彼らの目の前で、壁に穴をうがち、そこから荷物を運び出しなさ い。彼らの目の前で、荷物を肩に担ぎ、暗闇の中で運び出しなさい。顔を覆ってこの土地を見ないようにしなさい。わたしはあなたを、イスラエルの家に対する しるしとする。」わたしは命じられたとおりに行った。わたしは、白昼彼らの目の前で、自分の荷物を捕囚の荷物として運び出し、夕方、手で壁に穴をうがち、 暗闇の中で肩に担いで運び出した。
 朝になって、主の言葉がわたしに臨んだ。
「人の子よ、反逆の家、イスラエルの家は、あなたに向かって、
『何 をしているのか』と尋ねなかったか。あなたは、彼らに言わねばならない。」主なる神はこう言われる。この託宣は、エルサレムの首長と、そこにいるイスラエ ルのすべてにかかわる。あなたは言わねばならない。『わたしは、あなたたちのためのしるしである。わたしがやって見せたようなことが、彼らに起こる。彼ら は捕囚として、捕囚の地へ行く。彼らの中の首長も、暗闇の中で荷物を担ぎ、壁に運び出すための穴をうがって出て行く。彼は目でこの土地を見ないように顔を 覆う。』」

マタイによる福音(マタイ18・21~19・1)
  あなたに言っておく、七回どころか七の七十倍までも赦しなさい
 そのとき、ペトロがイエスのところに来て言った。
「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯したなら、何回赦すべきでしょうか。七回までですか。」イエスは言われた。
「あ なたに言っておく。七回どころか七の七十倍までも赦しなさい。そこで、天の国は次のようにたとえられる。ある王が、家来たちに貸した金の決済をしようとし た。決済し始めたところ、一万タラントン借金している家来が、王の前に連れてこられた。しかし、返済できなかったので、主君はこの家来に、自分も妻も子 も、また持ち物も全部売って返済するように命じた。家来はひれ伏し、『どうか待ってください。きっと全部お返しします』としきりに願った。その家来の主君 は憐れに思って、彼を赦し、その借金を帳消しにしてやった。ところが、この家来は外に出て、自分に百デナリオンの謝金をしている仲間に出会うと、捕まえて 首を絞め、
『借金を返せ』と言った。仲間はひれ伏して、
『どうか待ってくれ。返すから』としきりに頼んだ。しかし、承知せず、その仲間を引っ張って行き、借金を返すまでと牢に入れた。仲間たちは、事の次第を見て非常に心を痛め、主君の目の前に出て事件を残らず告げた。そこで、主君はその家来を呼びつけて言った。
『不 届きな家来だ。お前が頼んだから、借金を全部帳消しにしてやったのだ。わたしがお前を憐れんでやったように、お前も自分の仲間を憐れんでやるべきではな かったか。』そして、主君は怒って、借金をすっかり返済するまでと、家来を牢役人に引き渡した。あなたがたの一人一人が、心から兄弟を赦さないなら、わた しの天の父もあなたがたに同じようになさるであろう。」
 イエスはこれらの言葉を語り終えると、ガリラヤを去り、ヨルダン川の向こう側のユダヤ地方に行かれた。

8月13日(水)

エゼキエルの預言(エゼキエル9・1-7、10・18-22)
  エルサレムの中を巡り、嘆き悲しんでいる者の額に印をつけよ
〔主〕は大声でわたしの耳に語った。
「こ の都を罰する者たちよ、おのおの破壊する道具を手にして近寄れ。」すると、北に面する上の門に通ずる道から、六人の男がそれぞれ突き崩す道具を手にして やって来るではないか。そのうちの一人は亜麻布をまとい、腰に書記の筆入れを着けていた。彼らはやって来ると、青銅の祭壇の傍らに立った。すると、ケルビ ムの上にとどまっていたイスラエルの神の栄光はそこから昇って、神殿の敷居の方に向かい、亜麻布をまとい、腰に書記の筆入れを着けた者に呼びかけた。主は 彼に言われた。
「都の中、エルサレムの中を巡り、その中で行われているあらゆる忌まわしいことのゆえに、嘆き悲しんでいる者の額に印をつけよ。」また、他の者たちに言っておられるのが、わたしの耳に入った。
「彼 の後ろについて都の中を巡れ、打て。慈しみの目を注いではならない。憐れみをかけてはならない。老人も若者も、おとめも子供も人妻も殺して、滅ぼし尽くさ なければならない。しかし、あの印のある者に近づいてはならない。さあ、わたしの神殿から始めよ。」彼らは、神殿の前にいた長老たちから始めた。主はまた 彼らに言われた。
「神殿を汚し、その庭を、殺された者で満たせ。さあ、出て行くのだ。」彼らは出て行き、都の人々を打った。
 主の栄光は 神殿の敷居の上から出て、ケルビムの〕上にとどまった。ケルビムは翼を広げ、傍らの車輪と共に出て行くとき、わたしの目の前で地から上って行き、主の神殿 の東の門の入り口で止まった。イスラエルの神の栄光は高くその上にあった。これがケバル川の河畔で、わたしがイスラエルの神のもとにいるのを見たあの生き 物である。わたしは、それがケルビムであることを知った。そのそれぞれに四つの顔と四つの翼があり、翼の下には人間の手の形をしたものがあった。これらの 顔の形は、まさしく、わたしがケバル川の河畔で見た顔であった。それらは同じような有様をしており、おのおのまっすぐに進んで行った。

マタイによる福音(マタイ18・15-20)
  言うことを聞き入れたら、兄弟を得たことになる
〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕
「兄 弟があなたがたに対して罪を犯したなら、行って二人だけのところで忠告しなさい。言うことを聞き入れたら、兄弟を得たことになる。聞き入れなければ、ほか に一人か二人、一緒に連れて行きなさい。すべてのことが、二人または三人の証人の口によって確定されるようになるためである。それでも聞き入れなければ、 教会に申し出なkさい。教会の言うことも聞き入れないなら、その人を異邦人か徴税人と同様に見なしなさい。
 はっきり言っておく。あなたがたが地 上でつなぐことは、天井でもつながれ、あなたがたが地上で解くことは、天上でも解かれる。また、はっきり言っておくが、どんな願い事であれ、あなたがたの うち二人が地上で心を一つにして求めるなら、わたしの天の父はそれをかなえてくださる。二人または三人がわたしの名によって集まるところには、わたしもそ の中にいるのである。」

8月12日(火)

エゼキエルの預言(エゼキエル2・8~3・4)
  わたしが巻物を食べると、それは密のように口に甘かった
〔主は言われる。〕
「人 の子よ、わたしがあなたに語りことを聞きなさい。あなたは反逆の家のように背いてはならない。口を開いて、わたしが与えるものを食べなさい。」わたしが見 ていると、手がわたしに差し伸べられており、その手に巻物があるではないか。彼がそれをわたしの前に開くと、表にも裏にも文字が記されていた。それは哀歌 と、呻きと、嘆きの言葉であった。
 彼はわたしに言われた。
「人の子よ、目の前にあるものを食べなさい。この巻物を食べ、行ってイスラエルの家に語りなさい。」わたしが口を開くと、主はこの巻物をわたしに食べさせて、言われた。
「人の子よ、わたしが与えるこの巻物を胃袋に入れ、腹を満たせ。」わたしがそれを食べると、それは密のように口に甘かった。
 主はわたしに言われた。
「人の子よ、イスラエルの家に行き、わたしの言葉を彼らに語りなさい。」

マタイによる福音(マタイ18・1-5、10、12-14)
  これらの小さな者を一人でも軽んじないように気をつけなさい
そのとき、弟子たちがイエスのところに来て、
「いったいだれが、天の国でいちばん偉いのでしょうか」と言った。そこで、イエスは一人の子供を呼び寄せ、彼らの中に立たせて、言われた。
「はっきり言っておく。心を入れ替えて子供のようにならなければ、決して天の国に入ることはできない。自分を低くして、この子供のようになる人が、天の国でいちばん偉いのだ。わたしの名のためにこのような一人に子供を受け入れる者は、わたしを受け入れるのである。
  これらの小さな者を一人でも軽んじないように気をつけなさい。言っておくが、彼らの天使は天でいつもわたしの父の御顔を仰いでいるのである。あなたがたは どう思うか。ある人が羊を百匹持っていて、その一匹が迷い出たとすれば、九十九匹を山に残しておいて、迷い出た一匹を捜しに行かないだろうか。はっきり 言っておくが、もし、それを見つけたら、迷わずにいた九十九匹より、その一匹のことを喜ぶだろう。そのように、これらの小さな者が一人でも滅びることは、 あなたがたの天の父の御心ではない。」

8月11日(月)

エゼキエルの預言(エゼキエル1・2-5、24-28c)
  これが主の栄光の有様であった
 それは、ヨヤキン王が捕囚となって第五年の、その月の五日のことであった。カルデアの地ケバル川の河畔で、主の言葉が祭司ブジの子エゼキエルに臨み、また、主の御手が彼の上に臨んだ。
  わたしが見ていると、北の方から激しい風が大いなる雲を巻き起こし、火を発し、周囲に光を放ちながら吹いてくるではないか。その中、つまりその火の中に は、琥珀金の輝きのようなものがあった。またその中には、四つの生き物の姿があった。その有様はこうであった。彼らは人間のようなものであった。
  それらが移動するとき、翼の羽ばたく音をわたしは聞いたが、それは大水の音のように、全能なる神の御声のように聞こえ、また、陣営のどよめきのようにも聞 こえた。それらが止まっているとき、翼は垂れていた。生き物の頭上にある大空から音が響いた。それらが止まっているとき、翼は垂れていた。
 生き 物の頭上にある大空の上に、サファイアのように見える王座の形をしたものがあり、王座のようなものの上には高く人間のように見える姿をしたものがあった。 腰のように見えるところから上は、琥珀金が輝いているようにわたしには見えた。それは周りに燃えひろがる火のように見えた。腰のように見えるところから下 は、火のように見え、周囲に光を放っていた。周囲に光を放つ様は、雨の日の雲に現れる虹のように見えた。これが主の栄光の有様であった。わたしはこれを見 てひれ伏した。

マタイによる福音(マタイ17・22-27)
  人の子は殺されるが、復活する。子供たちは税を納めなくてよい
〔イエスと弟子たち〕がガリラヤに集まったとき、イエスは言われた。
「人の子は人々の手に引き渡されようとしている。そして殺されるが、三日目に復活する。」弟子たちはひじょうに悲しんだ。
 一行がカファルナウムに来たとき、神殿税を集める者たちがペトロのところに来て、
「あなたたちの先生は神殿税を納めないのか」と言った。ペトロは、
「納めます」と言った。そして家に入ると、イエスの方から言い出された。
「シモン、あなたはどう思うか。地上の王は、税や貢ぎ物をだれから取り立てるのか。自分の子供たちからか、それともほかの人々からか。」ペトロが
「ほかの人々からです」と答えると、イエスは言われた。
「では、子供たちは納めなくてよいわけた。しかし、彼らをつまずかせないようにしよう。湖に行って釣りをしなさい。最初に釣れた魚を取って口を開けると、銀貨が一枚見つかるはずだ。それを取って、わたしとあなたの分として納めなさい。」

8月10日(日)

列王記(列王記上19・9a、11-13a)
  山の中で主の前に立ちなさい
〔その日、エリヤは神の山ホレブに着き、〕そこにあった洞穴に入り、夜を過ごした。見よ、そのとき、主の言葉があった。主は、
「そ こを出て、山の中で主の前に立ちなさい」と言われた。見よ、そのとき主が通り過ぎて行かれた。主の御前には非常に激しい風が起こり、山を裂き、岩を砕い た。しかし、風の中に主はおられなかった。風の後に地震が起こった。しかし、地震の中にも主はおられなかった。地震の後に火が起こった。しかし、火の中に も主はおられなかった。火の後に、静かにささやく声が聞こえた。それを聞くと、エリヤは外套で顔を覆い、出て来て、洞穴の入り口に立った。

使徒パウロのローマの教会への手紙(ローマ9・1-5)
  兄弟たちのためならば、神から見捨てられた者となってもよいとさえ思っている
〔皆 さん、〕わたしはキリストに結ばれた者として真実を語り、偽りは言わない。わたにの良心も聖霊によって証ししていることですが、わたしには深い悲しみがあ り、わたしの心には絶え間ない痛みがあります。わたし自身、兄弟たち、つまり肉による同胞のためならば、キリストから離され、神から見捨てられた者となっ てもよいとさえ思っています。彼らはイスラエルの民です。神の子としての身分、栄光、契約、律法、礼拝、約束は彼らのものです。先祖たちも彼らのものであ り、肉によればキリストも彼らから出られたのです。キリストは、万物の上におられる、永遠にほめたたえられる神、アーメン。

マタイによる福音(マタイ14・22-33)
  わたしに命令して、水の上を歩いてそちらに行かせてください
〔人々がパンを食べて満腹した後、〕イエスは弟子たちを強いて舟に乗せ、向こう岸へ先に行かせ、その間に群衆を解散させられた。群衆を解散させてから、祈 るためにひとり山にお登りになった。夕方になっても、ただひとりそこにおられた。ところが、舟は既に陸から何スタディオンか離れており、逆風のために波に 悩まされていた。夜が明けるころ、イエスは湖の上を歩いて弟子たちのところに行かれた。弟子たちは、イエスが湖上を歩いておられるのを見て、
「幽霊だ」と言っておびえ、恐怖のあまり叫び声をあげた。イエスはすぐ彼らに話しかけられた。
「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。」すると、ペトロが答えた。
「主よ、あなたでしたら、わたしに命令して、水の上を歩いてそちらに行かせてください。」イエスが
「来なさい」と言われたので、ペトロは舟から降りて水の上を歩き、イエスの方へ進んだ。しかし、強い風に気がついて怖くなり、沈みかけたので、
「主よ、助けてくださ」と叫んだ。イエスはすぐに手を伸ばして捕まえ、
「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか」と言われた。そして、二人が舟に乗り込むと、風は静まった。舟の中にいた人たちは、
「本当に、あなたは神の子です」と言ってイエスを拝んだ。

8月9日(土)

ハバククの預言(ハバクク1・12~2・4)
  神に従う人は信仰によって生きる
主よ、あなたは永遠の昔から
わが神、わが聖なる方ではありませんか。
我々は死ぬことはありません。
主よ、あなたは我々を裁くために
彼らを備えられた。
岩なる神よ、
あなたは我々を懲らしめるため
彼らを立てられた。
あなたの目は悪を見るにはあまりに清い。
人の労苦に目を留めながら
  捨てて置かれることはない。
それなのになぜ、欺く者に目を留めながら
  黙っておられるのですか
神に逆らう者が、自分より正しい者を
  呑み込んでいるのに。
あなたは人間を海の魚のように
治める者もない、這うもののようにされました。
彼らはすべての人を鈎にかけて釣り上げ
網にいれて引き寄せ、投網を打って集める。
こうして、彼らは喜び躍っています。
それゆえ、彼らはその網にいけにえをささげ
投網に向かって香をたいています。
これを使って、彼らは豊かな分け前を得
食物に潤うからです。
だからといって、彼らは絶えず容赦なく
諸国民を殺すために
剣を抜いてもよいのでしょうか。

わたしは歩哨の部署につき
砦の上に立って見張り
神がわたしに何を語り
わたしの訴えに何と答えられるかを見よう。
主はわたしに答えて、言われた。
「幻を書き記せ。
走りながらでも読めるように
板の上にはっきりと記せ。
定められた時のために
もうひとつの幻があるからだ。
それは終わりの時に向かって急ぐ。
人を欺くことはない。
たとえ、遅くなっても、待っておれ。
それは必ず来る、遅れることはない。
見よ、高慢な者を。
彼の心は正しくありえない。
しかし、神に従う人は信仰によって生きる。」

マタイによる福音(マタイ17・14ー20)
  信仰があれば、あなたがたにできないことは何もない
〔そのとき、〕ある人がイエスに近寄り、ひざまずいて、言った。
「主よ、息子を憐れんでください。てんかんでひどく苦しんでいます。度々火の中や水の中に倒れるのです。お弟子たちのところに連れて来ましたが、治すことができませんでした。」イエスはお答えになった。
「な んと信仰のない、よこしまな時代なのか。いつまでわたしはあなたがたと共にいられようか。いつまで、あなたがたに我慢しなければならないのか。その子をこ こに、私のところに連れて来なさい。」そして、イエスがお叱りになると、悪霊は出て行き、そのとき子供はいやされた。弟子たちはひそかにイエスのところに 来て、
「なぜ、わたしたちは悪霊を追い出せなかったのでしょうか」と言った。イエスは言われた。
「信仰が薄いからだ。はっきり言っておく。もし、からし種一粒ほどの信仰があれば、この山に向かって、
『ここから、あそこに移れ』と命じても、そのとおりになる。あなたがたにできないことは何もない。」

8月8日(金)

ナホムの預言(ナホム2・1、3、3・1-3、6-7)
  災いだ、流血の町は
見よ、より知らせを伝え
平和を告げる者の足は山の上を行く。
ユダよ、お前の祭りを祝い、誓願を果たせ。
二度と、よこしまな者が
  お前の土地を侵すことはない。
彼らはすべて滅ぼされた。

主はヤコブの誇りを回復される
イスラエルの誇りも同じように。
略奪する者が彼らを略奪し
その枝を荒らしはしたが。

災いだ、流血の町は。
町のすべては偽りに覆われ、略奪に満ち
人を餌食にすることをやめない。
鞭の音、車輪の響く音
突進する馬、跳び駆ける戦車。
騎兵は突撃し
剣はきらめき、槍はひらめく。
倒れる者はおびただしく
しかばねは山をなし、死体は数えきれない。
人々は味方の死体につまずく。
わたしは、お前に憎むべきものを投げつけ
お前を辱め、見せ物にする。
お前を見るものは皆、お前から逃げて言う。
「ニネベは破壊された
 誰が彼女のために嘆くだろうか。」
お前を慰める者はどこを探してもいない。

マタイによる福音(マタイ16・24-28)
  人は、自分の命を買い戻すのに、どんな代価を支払えようか
〔そのとき、イエスは弟子たちに言われた。〕
「わ たしについて来たい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。自分の命を救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのために命を失 う者は、それを得る。人は、たとえ全世界を手に入れても、自分の命を失ったら、何の得があろうか。自分の命を買い戻すのに、どんな代価を支払えようか。人 の子は、父の栄光に輝いて天使たちと共に来るが、そのとき、それぞれの行いに応じて報いるのである。はっきり言っておく。ここに一緒にいる人々の中には、 人の子がその国と共に来るのを見るまでは、決して死なない者がいる。」

8月7日(木)

エレミヤの預言(エレミヤ31・31-34)
  わたしは新しい契約を結び、彼らの罪に心を留めることはない
  見よ、わたしがイスラエルの家、ユダの家と新しい契約を結ぶ日が来る、と主は言われる。この契約は、かつてわたしが彼らの先祖の手を取ってエジプトの地か ら導き出したときに結んだものではない。わたしが彼らの主人であったにもかかわらず、彼らはこの契約を破った。と主は言われる。しかし、来るべき日に、わ たしがイスラエルの家と結ぶ契約はこれである、と主は言われる。すなわち、わたしの律法を彼らの胸の中に投げ、彼らの心にそれを記す。わたしは彼らの神と なり、彼らはわたしの民となる。そのとき、人々は隣人どうし、兄弟どうし、
「主を知れ」と言って教えることはない。彼らはすべて、小さい者も大きい者もわたしを知るからである、と主は言われる。わたしは彼らの悪を赦し、再び彼らの罪に心を留めることはない。

マタイによる福音(マタイ16・13-23)
  あなたはペトロ。わたしはあなたに天の国の鍵を授ける
イエスは、フィリポ・カイサリア地方に行ったとき、弟子たちに、
「人々は人の子のことを何者だと言っているか」とお尋ねになった。弟子たちは言った。
「『洗礼者ヨハネだ』と言う人も、『えりやだ』と言う人もいます。ほかに、『エレミヤだ』とか、『預言者の一人だ』と言う人もいます。」イエスが言われた。
「そ れでは、あなたがたはわたしを何者だと言うのか。シモン・ペトロが、「あなたはメシア、生ける神の子です。」と答えた。すると、イエスはお答えになった。 シモン・バルヨナ、あなたは幸いだ。あなたにこのことを現したのは、人間ではなく、わたしの天の父なのだ。わたしも言っておく。あなたはペトロ。わたしは この岩の上にわたしの教会を建てる。陰府の力もこれに対抗できない。わたしはあなたに天の国の鍵を授ける。あなたが地上でつなぐことは、天上でもつながれ る。」それから、イエスは、御自分がメシアであることをだれにも話さないように、と弟子たちに命じられた。
 このときから、イエスは、御自分が必 ずエルサレムに行って、長老、祭司長、律法学者たちから多くの苦しみを受けて殺され、三日目に復活することになっている、と弟子たちに打ち明け始められ た。すると、ペトロはイエスをわきへお連れして、いさみ始めた。「主よ、とんでもないことです。そんなことがあってはなりません。」イエスは振り向いてペ トロに言われた。
「サタン、引き下がれ。あなたはわたしの邪魔をする者。神のことを思わず、人間のことを思っている。」

8月6日(水)

ダニエルの預言(ダニエル7・9-10、13-14)
  その衣は雪のように白い
〔わたしが〕見ていると、
王座が据えられ
「日の老いたる者」がそこに座した。
その衣は雪のように白く
その白髪は清らかな羊の毛のようであった。
その王座は燃える炎
その車輪は燃える火
その前から火の川が流れ出ていた。
幾千人が御前に仕え
幾万人が御前に立った。
裁き主は席に着き
巻物が繰り広げられた。

夜の幻をなお見ていると、
見よ、「人の子」のような者が天の雲にのり
「日の老いたる者」の前に来て、そのもとに進み
権威、威光、王権を受けた。
諸国、諸族、諸言語の民は皆、彼に仕え
彼の支配はとこしえに続き
その統治は滅びることがない。

または

使徒ペトロの手紙(二ペトロ1・16-19)
  わたしたちは天から響いてきたこの声を聞いた
〔愛する皆さん、〕わたしたちの主イエス・キリストの力に満ちた来臨をしらせるのに、わたしたちは巧みな作り話を用いたわけではありません。わたしたちは、キリストの威光を目撃したのです。荘厳な栄光の中から、
「こ れはわたしの愛する子。わたしの心に適う者」というような声があって、主イエスは父である神から誉れと栄光をお受けになりました。わたしたちは、聖なる山 にイエスといたとき、天から響いてきたこの声を聞いたのです。こうして、わたしたちには、預言の言葉はいっそう確かなものとなっています。夜が明け、明け の明星があなたがたの心の中に昇るときまで、暗いところに輝くともし火として、どうかこの預言の言葉に留意していてください。

マタイによる福音(マタイ17・1-9)
  イエスの顔は太陽のように輝いた
〔そ のとき、〕イエスは、ペトロ、それにヤコブとその兄弟ヨハネだけを連れて、高い山に登られた。イエスの姿が彼らの目の前で変わり、顔は太陽のように輝き、 福は光のように白くなった。見ると、モーセとエリヤが現れ、イエスと語り合っていた。ペトロが口をはさんでイエスに言った。
「主よ、わたしたちがここにいるのは、すばらしいことです。お望みでしたら、わたしがここに仮小屋を三つ建てましょう。一つはあなたのために、一つはモーセのため、もう一つはエリヤのためです。」ペトロがこう話しているうちに、光り輝く雲が彼らを覆った。すると、
「これはわたしの愛する子、わたしの心に適う者。これに聞け」という声が雲の中から聞こえた。弟子たちはこれを聞いてひれ伏し、非常に恐れた。イエスは近づき、彼らに手を触れて言われた。
「起きなさい。恐れることはない。」彼らが顔を上げてみると、イエスのほかにはだれもいなかった。
 一同が山を下りるとき、イエスは、
「人の子が死者の中から復活するまで、今見たことをだれにも話してはならない」と弟子たちに命じられた。

8月5日(火)

エレミヤの預言(エレミヤ30・1-2、12-15、18-22)
  お前の罪がおびただしいので、わたしがお前を懲らしめた。わたしはヤコブの天幕を回復する
主からエレミヤに臨んだ言葉。
「イスラエルの神、主はこう言われる。わたしがあなたに語った言葉をひとつ残らず巻物に書き記しなさい。」

 主はこう言われる。
 お前の切り傷はいえず
 打ち傷は痛む。
 お前の訴えは聞かれず
 傷口につける薬はなく
 いえることもない。
 愛人たちは皆、お前を忘れ
 相手にもしない。
 お前の悪が甚だしく
 罪がおびただしいので
 わたしが敵の攻撃をもってお前を撃ち
 過酷に懲らしめたからだ。
 なぜ傷口を見て叫ぶのか。
 お前の痛みはいやされない。
 お前の悪が甚だしく
 罪がおびただしいので
 わたしがお前にこうしたのだ。

 主はこう言われる。
 見よ、わたしはヤコブの天幕の繁栄を回復し
 その住む所を憐れむ。
 都は廃墟の丘の上に建てられ
 城郭はあるべき姿に再建される。
 そこから感謝の歌と
 楽を奏する者の音が聞こえる。
 わたしが彼らを増やす。数が減ることはない。
 わたしが彼らに栄光を与え、
   侮られることはない。
 ヤコブの子らは、昔のようになり
 その集いは、わたしの前に固く立てられる。
 彼らを苦しめるものにわたしは報いる。
 ひとりの指導者が彼らの間から
 治める者が彼らの中から出る。
 わたしが彼を近づけるので
 彼はわたしのもとに来る。
 彼のほか、誰が命をかけて
   わたしに近づくであろうか、  
   と主は言われる。
 こうして、あなたたちはわたしの民となり
 わたしはあなたたちの神となる。

マタイによる福音(マタイ15・1-2、10-14)
  わたしの天の父がお植えにならなかった木は、すべて抜き取られてしまう
〔そのとき、〕ファリサイ派の人々と律法学者たちが、エルサレムからイエスのもとへ来て言った。
「なぜ、あなたの弟子たちは、昔の人の言い伝えを破るのですか。彼らは食事の前に手を洗いません。」
 イエスは群衆を呼び寄せて言われた。
「聞いて悟りなさい。口に入るものは人を汚さず、口から出てくるものが人を汚すのである。」そのとき、弟子たちが近寄ってきて、
「ファリサイ派の人々がお言葉を聞いて、つまずいたのをご存じですか」と言った。イエスはお答えになった。
「わたしの天の父がお植えにならなかった木は、すべて抜き取られてしまう。そのままにしておきなさい。彼らは盲人の道案内をする盲人だ。盲人が盲人の道案内をすれば、二人とも穴に落ちてしまう。」

8月4日(月)

エレミヤの預言(エレミヤ28・1-17)
  ハナンヤよ、主はお前を遣わされていない。お前はこの民を安心させようとしているが、それは偽りだ
 その同じ年、ユダの王ゼデキヤの治世の初め、第四年の五月に、主の神殿において、ギブオン出身の預言者、アズルの子ハナンヤが、祭司とすべての民の前でわたしに言った。
「イ スラエルの神、万軍の主はこう言われる。わたしはバビロンの王ネブカドネツァルがこの場所から奪って行った主の神殿の祭具をすべてこの場所に持ち帰らせ る。また、バビロンへ連行されたユダの王、ヨヤキムの子エコンヤおよびバビロンへ行ったユダの補囚の民をすべて、わたしはこの場所へ連れ帰る。と主は言わ れる。なぜなら、わたしがバビロンの王の軛を打ち砕くからである。」
 そこで、預言者エレミヤは主の神殿に立っていた祭司たちとすべての民の前で、預言者ハナンヤに言った。預言者エレミヤは言った。
「アー メン、どうか主がそのとおりにしてくださるように、どうか主があなたの預言の言葉を実現し、主の神殿の祭具と補囚の民すべてをバビロンからこの場所に戻し てくださるように、だが、わたしがあなたと民すべての耳に告げるこの言葉をうよく聞け。あなたやわたしに先立つ昔の預言者たちは、多くの国、強大な王国に 対して、戦争や災害や疫病を預言した。平和を預言する者は、その言葉が成就するとき初めて、まことに主が遣わされた預言者であることが分かる。」
 すると預言者ハナンヤは、預言者エレミヤの首から軛をはずして打ち砕いた。そして、ハナンヤは民すべての前で言った。
「主はこう言われる。わたしはこのように、二年のうちに、あらゆる国々の首にはめられているバビロンの王ネブカドネツァルの軛を打ち砕く。」
 そこで、預言者エレミヤは立ち去った。
 預言者ハナンヤが、預言者エレミヤの首から軛をはずして打ち砕いた後に、主の言葉がエレミヤに臨んだ。
「行っ て、ハナンヤに言え。主はこう言われる。お前は木の軛を打ち砕いたが、その代わりに、鉄の軛を作った。イスラエルの神、万軍の主はこう言われる。わたし は、これらの国すべての首に鉄の軛をはめて、バビロンの王ネブカドネツァルに仕えさせる。彼らはその奴隷となる。わたしは野の獣まで彼に与えた。」
 更に、預言者エレミヤは、預言者ハナンヤに言った。
「ハナンヤよ、良く聞け。主はお前を遣わされていない。お前はこの民を安心させようとしている。それは偽りだ。それゆえ、主はこう言われる。
『わたしはお前を地の表から追い払う』と。お前は今年のうちに死ぬ。主に逆らって語ったからだ。」
 預言者ハナンヤは、その年の七月に死んだ。

 

マタイによる福音(マタイ14・22-36)
  わたしに命令して、水の上を歩いてそちらに行かせてください
〔人 々がパンを食べて満腹した後、〕イエスは弟子たちを強いて舟に乗せ、向こう岸へ先に行かせ、その間に群衆を解散させられた。群衆を解散させてから、祈るた めにひとり山にお登りになった。夕方になっても、ただひとりそこにおられた。ところが、舟は既に陸から何スタディオンか離れており、逆風のために波に悩ま されていた。夜が明けるころ、イエスは湖の上を歩いて弟子たちのところに行かれた。弟子たちは、イエスが湖上を歩いておられるのを見て、
「幽霊だ」と言っておびえ、恐怖のあまり叫び声をあげた。イエスはすぐ彼らに話しかけられた。
「安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。」すると、ペトロが答えた。
「主よ、あなたでしたら、わたしに命令して、水の上を歩いてそちらに行かせてください。」イエスが
「来なさい」と言われたので、ペトロは舟から降りて水の上を歩き、イエスの方へ進んだ。しかし、強い風に気がついて怖くなり、沈みかけたので、
「主よ、助けてくださ」と叫んだ。イエスはすぐに手を伸ばして捕まえ、
「信仰の薄い者よ、なぜ疑ったのか」と言われた。そして、二人が舟に乗り込むと、風は静まった。舟の中にいた人たちは、
「本当に、あなたは神の子です」と言ってイエスを拝んだ。
 こうして、一行は湖を渡り、ゲネサレトという土地に着いた。土地の人々は、イエスだと知って、付近にくまなく触れ回った。それで、人々は病人を皆イエスのところに釣れて来て、その服のすそにでも触れさせてほしいと願った。触れた者は皆いやされた。

8月3日(日)

イザヤの預言(イザヤ55・1-3)
  来て食べよ
〔主は言われる。〕
渇きを覚えている者は皆、
  水のところに来るがよい。
銀を持たない者も来るがよい。
穀物を求めて、食べよ。
来て、銀を払うことなく穀物を求め
値を払うことなく、ぶどう酒と乳を得よ。
なぜ、糧にならぬもののために銀を量って払い
飢えを満たさぬもののために労するのか。
わたしに聞き従えば
良いものを食べることができる。
あなたたちの魂はその豊かさを楽しむであろう。
耳を傾けて聞き、わたしのもとに来るがよい。
聞き従って、魂に命を得よ。
わたしはあなたたちととこしえの契約を結ぶ。
ダビデに約束した真実の慈しみのゆえに。

使徒パウロのローマの教会への手紙(ローマ8・35、37-39)
  どんな被造物も、キリストによって示された神の愛から、わたしたちを引き離すことはできない
〔皆さん、〕だれが、キリストの愛からわたしたちを引き離すことができましょう。艱難か。苦しみか。迫害か。飢えか。裸か。危険か。剣か。
  しかし、これらのすべてのことにおいて、わたしたちは、わたしたちを愛してくださる方によって、輝かしい勝利を収めています。わたしは確信しています。死 も、命も、天使も、支配するものも、現在のものも、未来のものも、力あるものも、高いところにいるものも、低いところにいるものも、他のどんな被造物も、 わたしたちの主キリスト・イエスによって示された神の愛から、わたしたちを引き離すことはできないのです。

マタイによる福音(マタイ14・13-21)
  すべての人が食べて満腹した
  イエスは〔洗礼者ヨハネが死んだこと〕を聞くと、舟に乗ってそこを去り、ひとり人里離れた所に退かれた。しかし、群衆はそのことを聞き、方々の町から歩い て後を追った。イエスは舟から上がり、大勢の群衆を見て深く憐れみ、その中の病人をいやされた。夕暮れになったので、弟子たちがイエスのそばに来て言っ た。
「ここは人里離れた所で、もう時間もたちました。群衆を解散させてください。そうすれば、自分で村へ食べ物を買いに行くでしょう。」イエスは言われた。
「行かせることはない。あなたがたが彼らに食べる物を与えなさい。」弟子たちは言った。
「ここにはパン五つと魚二匹しかありません。」イエスは、
「そ れをここに持って来なさい。」と言い、群衆には草の上に座るようにお命じになった。そして、五つのパンと二匹の魚を取り、天を仰いで賛美の祈りを唱え、パ ンを裂いて弟子たちにお渡しになった。すべての人が食べて満腹した。そして、残ったパンの屑を集めると、十二の籠いっぱいになった。食べた人は、女と子供 を別にして、男が五千人ほどであった。

8月2日(土)

エレミヤの預言(エレミヤ26・11-16、24)
  確かに、主がわたしを遣わし、これらの言葉をお前たちに告げさせられた
〔その日、〕祭司と預言者たちは、高官たちと民のすべての者に向かって言った。
「この人の罪は死に当たります。彼は、あなたがた自身が聞かれたように、この都に敵対する預言をしました。」
 エレミヤは高官たちと民にすべての者に向かって言った。
「主 がわたしを遣わされ、お前たちが聞いたすべての言葉をこの神殿とこの都に対して預言させられたのだ。今こそ、お前たちは自分の道と行いを正し、お前たちの 神、主の声に聞き従わねばならない。主はこのように告げられた災いを思い直されるかもしれない。わたしはお前たちの手中にある。お前たちの目は正しく、善 いと思われることをするがよい。ただ、よく覚えておくがよい。わたしを殺せば、お前たち自身と、この都とその住民の上に、無実の者の血を流した罪を招くと いうことを。確かに、主がわたしを遣わし、これらのすべての言葉をお前たちの耳に告げさせられたのだから。」
 高官たちと民のすべての者は、祭司と預言者たちに向かって言った。
「この人には死に当たる罪はない。彼は我々の神、主の名によって語ったのだ。」
 シャファンの子アヒカムはエレミヤを保護し、民の手に落ちて殺されることのないようにした。

マタイによる福音(マタイ14・1-12)
  ヘロデは人を遣わしてヨハネの首をはねさせた。ヨハネの弟子たちはイエスのところに行ってそれを報告した
 そのころ、領主ヘロデはイエスの評判を聞き、家来たちにこう言った。
「あれは洗礼者ヨハネだ。死者の中から生き返ったのだ。だから、奇跡を行う力が彼に働いている。」実はヘロデは、自分の兄弟フィリポの妻ヘロディアのことでヨハネを捕らえて縛り、牢に入れていた。ヨハネが、
「あ の女と結婚することは律法では許されていない」とヘロデに言ったからである。ヘロデはヨハネを殺そうと思っていたが、民衆を恐れた。人々がヨハネを預言者 と思っていたからである。ところが、ヘロデの誕生日にヘロディアの娘が、皆の前で踊りをおどり、ヘロデを喜ばせた。それで彼は娘に、
「願う者は何でもやろう」と誓って約束した。すると、娘は母親に唆されて、
「洗 礼者ヨハネの首を盆に載せて、この場でください」と言った。王は心を痛めたが、誓ったことではあるし、また客の手前、それを与えるように命じ、人を遣わし て、牢の中でヨハネの首をはねさせた。その首は盆に載せて運ばれ、少女に渡り、少女はそれを母親に持って行った。それから、ヨハネの弟子たちが来て、遺体 を引き取って葬り、イエスのところに行って報告した。

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  • 十字架
    2007年8月にESNACの里子たちに会いにインドの各地を訪問しました。スラムの子、捨て子、災害で親を亡くした子、ポリオで足が不自由で全く足で歩けない子・・・みんな笑顔で歓迎のパーティーは素晴らしいダンス・・・・そんなスナップです・・・ ・